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海とごはん[ボラカイ島]#004「マンゴー・ショック」

2015.03.31      Translation of author 日本語

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ボラカイ島の旅でもっとも衝撃を受けたことのひとつが、“マンゴーがおいしい”ということ。宿泊先に選んだシャングリ・ラ ボラカイ リゾート&スパにウェルカムフルーツとして用意されており、部屋まで案内してくれたスタッフが「足りなくなったらまたお持ちします」と丁寧に説明までしてくれた。大して気に留めていなかったが、実際にひとつ切って食べてみたら「その説明をしてくれてよかった〜!」と心から思った。口に入れた瞬間に溢れ出る果汁の濃厚さと量に驚く。果実は歯ごたえ、甘さ、酸味が絶妙のバランスで、「ほっぺが落ちそうとはよく言ったものだ」と全然関係ないことに感動してしまうほどだった。「これは絶対におかわりしないとね」、私たち夫婦は高級リゾートホテルの一室で庶民丸出しの会話をした。

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というわけで連日フロントにマンゴーをお願いする私たち。朝食のバイキングでも食べられたので、ひとりで一日に2〜3個ずつ食べていたと思う。このホテルのマンゴーは何度食べてもやっぱりおいしく、品質の当たり外れが一切なかった。滞在最終日の前夜に夫が部屋にあったマンゴーを一気に食べてしまったので「明日の朝食で食べればいいか」と思っていたのだが、翌日の朝食ブッフェに見当たらない。不安になった私は片言の英語で「マンゴーはないのですか?」とスタッフに聞くと、「ストックが切れてしまったんです」との返事。わりと本気で泣きそうだった。「もうこのホテルでマンゴーを食べるチャンスはない―」。大げさでなく、そのときは本当に絶望感に襲われた(笑)。今でも夫に「最終日、マンゴー食べたかったなあ」と言ってはけむたがられている。それほどまでに素晴らしい味だったのだ。その後私たちのマンゴーに対する評価は非常に厳しくなってしまった。どうしてもシャングリ・ラの味と比べてしまい、またそれを超えるものには出会えていない。罪なマンゴーである。

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それにしても、ストックが切れたのはなぜだろう?まさか私たちのせいではないと思うが……。

 

 

 

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