瀬戸内海のほぼ中央、香川県の荘内半島と愛媛県高縄半島の間の燧灘(ひうちなだ)と呼ばれる海域の荘内半島寄り、香川県の観音寺港の西約10kmに浮かぶ、(ちょっといびつな)ハート型をした周囲約6.2kmほどの島。
島の周囲は急傾斜の崖となっていて、住宅は島の中央からやや南東側に集中しています。
周囲を好漁場に囲まれた漁業の島で、特にパッチ網漁で捕るカタクチイワシ漁が盛んです。
島の沿岸にはイリバと呼ばれるイリコの加工場がたくさんあり、 捕れたイワシは高速の運搬船でイリバへと送られ、すぐに加工されます。
そして、讃岐うどんの出汁に欠かせない煮干しイワシの中でも、最高とされる「伊吹産いりこ」ブランドとして全国に出荷されるのです。
カタクチイワシの漁が解禁になる6月~8月頃の3カ月間、人々はイリコづくりに精を出し、島はイリコの香りに包まれ活気にあふれます。
また、伊吹島は昔から受け継がれてきた伝統や信仰が色濃く残り、四季折々の祭事が今も続けられている島でもあります。
新年には「百手祭り」という弓矢を用いた神事ではじまり、旧暦3月21日には「島四国(おしこくさん)」という島八十八ヶ所めぐり、初夏には「お神楽」、夏には「港まつり(明神祭)」、そして秋には伊吹八幡神社の「秋季大祭」と年間を通していろいろな行事が行われているそうです。
この島に昔ながらの伝統がしっかり根付いていることに関係があるのか、話し言葉が素朴でやや荒っぽく聞こえるこの島の言語には独特の特徴があり、日本で唯一、平安時代のアクセントが残っている言葉なのだそうです。
そんな伊吹島に近年加わったひとつのイベントが、3年ごとに開催される「瀬戸内国際芸術祭」。その開催地の一つになっているこの島にはアート作品も展示されています。(Art Setouchiの開館カレンダーはこちら>>)
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所在地 | 香川県観音寺市 |
面積 | 約1.05km² |
周囲 | 約6.2km |
最高標高 | 約122m |
人口 | 約660人(2013年) |
アクセス方法 | 観音寺港からフェリーで真浦港へ約25分。1日4便。 |
島内交通 | - |
気候 | この島に近い気候:多度津 |
天気 | 観音寺市 |
関連リンク | 観音寺市 かんおんじ観光ガイド 市営伊吹航路 せとうち島手帖 Art Setouchi さぬき瀬戸しまネッ島 |
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