[photo] 礼文島

2014.09.18     Translation of author 日本語 English

礼文島は「花の浮島」とも呼ばれ、島に存在する花の種類は約300種類にもおよぶそうだ。

たしかにたくさんの花が咲くとても美しい草原がいたるところに広がっていた。

多くの人が「花」ばかりに注目している気がするけれど、それらの花にはもちろん茎や葉も備わっている。

実際に草原を眺めていると、そんな草の葉や茎の形や色にも様々あって、花だけではなくそれらもまたとても美しいのが印象的だった。

礼文島にはそんな草原や背の低い木々は多いが、森は少なく高い木はあまり生えていない。それは西から年中吹き付ける強い季節風のためだといろんなところに書かれている。

たしかに強い風も高い木が生えにくい理由だとは思うが、どうも礼文島にはこれまでに何度も山火事があってかなりの面積の山林が焼けてしまった過去があるらしい。

それを知ってからは、そんな過去の山火事も高い木が少ないひとつの理由のように僕には思える。

ただいずれにしても、礼文島の植物が本当に美しいことに間違いはない。

そして、美しいのは植物だけではない。お隣の利尻島から望むこの島の姿もとても美しいし、崖の上から望むこの島の海も美しいし、動きの速い雲が作り出す空の光の陰影も美しいし、その光が海に差し込む風景も美しい。どこか不思議な感じがするくらいに。

この島から望むお隣の利尻島もそこにそびえる利尻富士も美しいし、海に落ちる夕陽も、その後輝き始める星空も美しい。

天気が変わりやすく霧ががかかりやすい気象条件だったせいかもしれないけれど、なにか島全体が現実と幻のはざまにあるようで、全てがどこか幻想的に美しくしく思える島だった。

 

 

 

プロフィール
瀧本 大一郎

瀧本 大一郎

編集 / 写真 / 映像 / ライター

1972年 愛知県出身。法政大卒。株式会社tabit代表/webプロデューサー。Shima-trip発起人。
卒業後に就職した広告会社を3年弱で退職してフリーライターに。
30代前半に東京でのパッとしない日常に嫌気が差して、アジアをぐるぐる放浪したのちインドでしばしそとこもる。
帰国後しばらく愛知県で自動車工場の期間従業員などをして金を貯め再上京。
派遣社員(ライター)、web制作会社などを経て、現職はwebプロデューサー。
コンテンツの企画・制作、編集・ライティング、映像制作、写真撮影なども行う。
島歴:ペナン島、ランカウイ島、サムイ島、パンガン島、タオ島、サメット島、デッド島、薩摩硫黄島、石垣島、西表島、波照間島、与那国島、竹富島、ハワイ島、礼文島、利尻島、奄美大島、豊島、直島、犬島、青ヶ島、八丈島、宮戸島、網地島、出島、金華山など。